メディア日記

メディアに関するもの

テレビはなくなるのか!?

もうテレビ業界は終わりだ・・・

 
なんて声が色んなところから聞こえてきます。
 
本当に終わるんでしょうか?
 
あらゆる側面から検証していきたい。
 
・視聴率の低下
視聴率の低下は顕著だ。オダギリジョー主演のフジテレビ系列、日曜21時に放送されていた「家族のうた」は、視聴率3%と低迷。日曜21時に3%という低視聴率をとるほうが難しいのだ。その他の番組も数年前に比べて視聴率は下がっている。実際にテレビを置かない家も増えている。
 
・録画機器の普及
視聴率低下にはこれも影響している。ハードディスクの登場によって番組の録画が容易になった。その容易さは録画している1時間番組を放送開始約20分後に追っかけ再生で見始め、CMを飛ばし、本来の放送終了時刻に追っかけ再生も追いつくといったことをする人がいるほどだ。
さらにスパイダーなど1週間全ての局の全ての番組を録画してくれる機器も登場する。視聴者が放送時間を無視するようになるため、電波を利用して放送する価値がほとんどなくなる。
 
・広告収入というビジネスモデル
視聴率の低下だけでもテレビの広告媒体としての価値は下がる。さらに今までテレビCMの効果が測定できなかったが、録画再生が増える=CMはスキップされるというマイナスのイメージが出てきた。スパイダーの登場によって広告媒体としての価値はさらに低下する。
 
・スマートTVの登場
テレビ局がCM放送を拒否したことで話題になったスマートビエラなどがその例だ。テレビを製造するメーカーは3Dや画質を追求しただけのテレビが売れないと気付きはじめた。そこでYouTubeニコニコ動画SNSなどをより簡単に利用できることを可能にしたテレビを開発した。ハードとしてのテレビは従来のテレビ番組を放送するためのものではなく、パソコンのようにインターネットもできて、パソコンよりも大きく画質の良い画面でYouTubeニコニコ動画などの動画も見れるものに進化してきている。
テレビの新しい価値の創出である。
 
GoogleFacebookなどのインターネット広告
インターネット広告はターゲットを細かく設定できるのが強みだ。現時点で効率の良く効果を出すためには1番いいのがこのインターネット広告である。
YouTubeではテレビCMのような動画広告もあり、Facebookもタイムライン上に動画広告を出す計画だ。ターゲット設定ができ、効果測定も可能なインターネット広告はテレビ広告のパイを食うことができるのか。
 
・テレビ番組の質
バラエティなどの娯楽部門に関しては、完全にネタ切れ、といったところだろうか。もちろん制作費の問題や様々な規制があり、制作者が自由に番組を作れない環境にあるのも確かだ。現在の人気番組は完全に出演者頼みである。
ドラマはオンデマンド配信のほうがいいと思う。テレビ番組の中で1番録画されるジャンルがこのドラマだ。
そして、報道。速報性という点でネットに完敗している上、偏向報道、事実をねじ曲げる、都合の悪いことは報道しないと散々叩かれている様子。テレビ局は本来報道機関であるが、広告収入という民放のビジネスモデルを考えるとフラットな報道は無理だ。また癒着とか馴れ合いも大好きなのがテレビ局。
 
 
と、今までいかにもなくなりそうなことを書いてみたが、テレビ業界はどうなるのだろうか。
 
ネットでどんどん叩いて膿を出してほしい。